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ウッドキュウブが誕生するまで

ウッドキュウブ誕生――ライオンズクラブの記念事業から始まりました

積み木ウッドキュウブは、弊社社長の筒井政彦が所属している高知東ライオンズクラブの記念事業から始まりました。「地域の子供たちのために、自然の木を使って何かできないか」という志が出発点となっています。

この記念事業の顛末を筒井が、高知東ライオンズクラブの会報で報告しています。お時間あれば、どうぞご覧ください。

高知東ライオンズクラブ会報No.59(2003年3月31日号)
高知東ライオンズクラブ会報No.59(2003年3月31日号)

「おもちゃを訪ねてドイツまで」

記念事業委員長 筒井政彦

 

昨年の4月に、高知県健康福祉部こども課の担当職員である、下元幹様がゲストスピーチとして、子供の為の教育玩具と題して、大変おもしろいお話をして下さいました。その定例会の後、20周年行事の記念事業として、取り組んではどうかと話が盛り上がり『木製品を扱っている私に、子供の為に何か出来ませんか?』という事になり、何をすれば、子供達が喜ぶか、色々試行錯誤しましたが結論が出ず、最終的に私が単身ドイツに研修に行く事になりました。

6月の梅雨の時期に一人孤独と戦いながら日本を出発し、フランスに渡りパリからベルリンへと入りました。折しもワールドカップの最盛期で、ベルリンに着いた日は、ドイツが勝利を得た最悪日(ドイツにとっては最善日かな)で、ベルリンの空港から市内へ地下鉄で行き、そこからタクシーを捕まえたまではよかったのですが、随分手前で降ろされ、「ここからは、パレードの規制でタクシーが入れないので、歩いて行け」と運転手が言うのです。

タクシーを降りて、トランクを引っぱり延々1km位、石畳の上を歩きました。途中、商店街の主やウェイトレス、また通行人と誰彼かまわず聞いて廻りました。ドイツ語を全く話せない私でも、片言の英語とジェスチャーで何とか無事ホテルに到着。チェックインし、やれやれと思い部屋のキーをもらったら、302号室(当然3階)、さあ大変、エレベーターが無い。階段をトランク提げて、汗をふきふきやっと入室。おまけにクーラーが無いのである。シャワーを浴びて、冷蔵庫を開けてみるとあるのはビールだけ。清涼飲料水は外で自分で買って飲んで下さいとのこと。

ベルリンの町で、LCメンバーの紹介で通訳を頼んであったフローチャー美和子様と出会い、久しぶりに日本語で話が出来て正直うれしかったですね。おもちゃのショップやデパートの子供広場等を見て廻り、後々の研究材料にとダンボール4箱分位たくさんのおもちゃを買って郵便で送りました。

翌日、ベルリンからフランクフルトへ列車で移動。ベルリンの町を離れるとすぐに牧草地や畑が車窓一杯に広がります。のどかな一人旅を満喫しました。フランクフルトも歴史のある町で、第二次世界大戦の傷跡がそのまま残っている建物が数多く現存しています。外壁が残っている建物は、内部を美しく装飾し、外部は石が黒く焼けたままで、保存しています。フランクフルトから最終目的地であるザイツェンへは、片道3時間半位かかります。特急列車に乗り、ローカル線に乗り換え最後はバスで行かなければ行けません。ホテルのフロントマンに『ザイツェンに行きたいがどうやって行けばいいですか?』と聞いた所、最初に持ってきたのが道路マップ。それに赤エンピツで道順をたどり出しました。車ではないので公共の乗り物を使って行きたいと話すと、両手を上げてたった一言『オーマイガッ』本当に一人で行くのか、大丈夫かと言いたかったのでしょう。しかし、キップの手配をしてくれました。

ドイツのホテルも、大きなホテル(フランクフルトはヒルトンに泊まる)では、フロントでキップが手に入ったのがすごく便利でした。何より、ドイツ人気質そのままで出発時刻、到着時刻が正確で、車内アナウンスは聞き取れなくても、時刻で降りればいいのです。後は乗り換えホームを確かめておけば、出発時刻に乗ればいいだけだったので、一人でも楽に移動が出来ました。

私がなぜザイツェンに行ったかと言うと、ドイツのおもちゃ博物館があり、町全体がおもちゃの国のようだったからです。4時間位しか、ザイツェンにはいられなかったのですが、そこで色々なおもちゃや人形、パズル、クリスマスツリー等を見て廻りました。何が自分に出来るか?どうすれば子供達に夢を持ってもらえるのか?どうすればクラブ内メンバーの理解を得られるか?と考えた揚句、最善の案として積み木を作ってみようと思いついたのです。

日本に帰って来てから、実用新案や他企業に迷惑が掛からないか、色々調べて大丈夫だろうということで、積み木と紙芝居台が出来ました。最初の委員の集まりで、積み木の一部をサンプルとして持参した時には、理解が得られず『こんな物でどうならあ』『もっとましな物が出来んかや』等言われましたが、初志を曲げず色々と改善を重ね最終的には、クラブ員全員に認めてもらい、子供達にも喜んでもらえるものに仕上がって大変うれしく思います。

各保育所等に積み木と紙芝居台をプレゼントに行った時に、目ざとく見つけた子供達がやって来て『いやー、積み木や!! すごいようけある』と歓声を上げて笑顔で迎えてくれました。ある保育園では、子供達が整列をして待っていてくれて『積み木と紙芝居台をプレゼントしてくれて、ありがとう』とお礼の言葉と、花束をプレゼントしてくれました。こんなに喜ぶ子供達の姿を見て、今回の記念事業の意義を改めて感じました。

式典当日、会場の入り口に積み木と紙芝居台を展示して、多くの人達に見て頂く事が出来、色々な感想を頂きました。ユニークな発想だと誉めてくれた方もあり、自分がほしいと言われた方もありました。子供の為に何をすればいいのか、またクラブとして何が出来るのかを改めて考えるいい機会になったと思えます。

周年行事の一事業で終わらず、クラブの継続事業として、長く暖かいまなざしで見守っていければ幸福だと思います。

 

高知東ライオンズクラブ会報No.59(2003年3月31日号)より

ウッドキュウブの想い

 

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